少子高齢化を海外から見ると・・・
少子高齢化は既に長く続いていますが、海外から見ると現象的に
その程度がより鮮明になります。
タイに住んでいますと、人がたくさん集まるモールなどに行くと、
老人を見ることが本当に稀です。
え! この国の老人は死に絶えたのか? どこに消えたのか?と
思うくらい、見かけるのが少ないです。
ファミリーで食事に出かけるレストランなどで、家族に付き添われた
かなり高齢の人をみかけることはありますが、やはり機会は少ないです。
仕事で工場などの生産ラインに行くと、すべて若い人、それも
若い女性が多いです。オフィスの方も同じです。
タイもアセアンの中で、少子高齢化の進んでいる、アセアンの中では
将来に不安の残る、特異な国ですが、それでも、目に見えてくるのは
若い人たちの姿ばかりです。
タイの工場からタイの技術者が日本の工場に研修で出かけたとき見たものは、
おじさん、おばさんばかりで。。。どうして日本は年寄りをこんなに
働かせるのか?と素朴な疑問を述べていました。
日本のテレビに映る街頭インタビューで、インタビューを受ける人の
平均年齢は海外に比べ、圧倒的に高いです。
もちろん、元気な高齢者がたくさん外で活発に活動しているからですが、
外から見える部分でも、高齢化の様子は、とれも鮮明になってきている
感じがします。
日本は移民、難民を受け入れない国ですが、このままではとても
持たないのは明白で、いずれ、開国をするように受け入れの方向に
なると思います。
日本のテレビに、日本語の流暢な外国人がものすごいスピードで
増えているのは、その開国をすでに取り込んでいる現象にも見えます。